春雨奈良県桜井市奈良特産品

大和の桜井市と御所市には、春雨製造工場があり、全国の約６０％以上の生産量を誇ります。

大和の地場産業のひとつとなっています。
特に初夏から秋にかけて需要が多くなると言われています。

春雨は、茹でると透き通って細い糸のようになります。正に春の雨を思わせるのですが、誰が名付けたのか粋な名称です。はるさめのルーツは中国にあります。日本には禅宗の普茶料理と共に鎌倉時代に伝来したと云われています。

中国では、「粉条子」ふえんじょうつ・・・といい、緑豆のでんぷんを原料として作られています。中華料理や韓国料理にはよく使われています。

奈良県桜井市では、昭和８年頃に中国から技術者を招いて本格的な製造に取り組みましたが、日本産の緑豆のでんぷんでは製造が出来ず、ジャガイモやサツマイモのでんぷんを利用して、日本の春雨を開発したと云われます。

春雨料理は料理によって戻す時間を考えなければなりません。茹でたり煮たりすると約３倍の嵩になり、油で揚げると約１０倍の嵩になります。

春雨を油で揚げると、まるで生き物のようにどんどん巨大化していきます。この特徴を生かして、料理の演出には大変便利な食材でもあります。

奈良県桜井市が誇る春雨を、毎日の食卓に登場させてあげましょう！

奈良県桜井市　歴史の舞台桜井市は、全国的に有名な春雨の産地でもあります。