日本最古の延命地蔵菩薩@矢田寺
矢田寺はいかるがの里に連なる矢田丘陵の中心にあり、日本最古といわれる延命地蔵菩薩を安置しています。
矢田寺の地蔵菩薩立像は、藤原時代初期に作られた木造の仏像で、別名を「矢田地蔵」と言います。前に曲げた左手で宝珠を持つ独特のスタイルで知られます。
矢田寺は紫陽花の咲き誇るお寺としても有名です。
紫陽花の花びらのひとつひとつが、様々に色を変えて目を楽しませてくれます。その止まるところの無い世の無常を説くが如きは、 正にお地蔵様の化身ともいえるのではないでしょうか。矢田寺は、当館大正楼からお車で40分ほどの距離にございます。
矢田寺に開花する紫陽花と、境内の五七桐紋。
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矢田寺の見所
石仏めぐりで人気の矢田寺
お地蔵様はお釈迦様の入滅後、弥勒菩薩が出られて再び法を説かれるまでの56億7千万年の無仏の間、救いのないこの世に出現され、 その身を種々の姿に分身し、一心に民衆を救済された有難い仏様です。
「矢田地蔵縁起」は矢田寺地蔵造立の由来と霊験を描いた掛軸で、中世に流行した地蔵縁起絵巻の姿を示す貴重な資料として知られます。
裏山(地蔵山)には、四国八十八箇所の霊場が安置されており、石仏めぐりの散策を兼ねて参拝客が絶えません。 塔頭寺院には念仏院、大門坊、北僧坊、南僧坊の四箇院坊があって、修養道場として宿坊の設備も完備されています。
特に春秋の彼岸法要には各宗旨を超えた大和の納骨所として賑わいます。
丘陵地にある矢田寺へのアクセスは電車よりも車の方が宜しいかと思われます。6月の紫陽花シーズンにもなれば、道沿いは縁日のような賑わい♪
紫陽花を象ったアメは、お土産にお薦めです。
矢田寺の歴史
矢田寺の開基は今から1300年前に遡ります。
大海人皇子(後の天武天皇)が戦勝祈願のため矢田山に登られ、即位後に十一面観世音菩薩と吉祥天女を安置されたのが始まりとされます。
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