名勝指定の大和三山
奈良の大和三山が名勝指定へ動き出しました。
大和三山は畝傍山(199m)、香具山(天香久山、152m)、耳成山(140m)の総称です。
大和三山へは当館大正楼からもお車で10~15分でアクセスすることができます。とてものどかで、万葉集にも数多く詠まれた歴史的に懐の深い場所として知られます。
田園風景に溶け込む耳成山と、二上山を背景に佇む畝傍山。
694年遷都の藤原宮を囲むように佇む大和三山は、古代から景勝地として親しまれてきました。
歴史の舞台を彩る大和三山
大和三山を題材にした三角関係の歌
中大兄皇子の歌に「香具山は 畝傍ををしと 耳成と 相あらそひき・・・」と男女の三角関係に見立てて詠まれたものがあります。 古代より大和三山は日常生活に近い存在だったんですね。 隣接する明日香村が村域全体の世界遺産登録を目指しており、連携も検討されています。名勝は文化財保護法において、開発などが規制されます。
大和三山の眺望スポット
大和三山を一望できる場所としては、飛鳥の甘樫丘や大神神社の大美和の杜などがあります。万葉の風景を独り占めできるお薦めのスポットです。
大和三山の近くには、藤原宮跡もあります。694年、日本で最初に誕生した女帝として有名です。 近鉄大阪線が近くを走っていて、電車の中からでも大和三山を望むことができます。 この辺りは本当に静かで心落ち着く場所です。それぞれ、JR畝傍駅、JR香久山駅、近鉄耳成駅がございます。