世界唯一の木造十三重塔
重文に指定されている十三重塔は、談山神社の中でもひときわ異彩を放っています。
木造の十三重塔としては世界唯一のものだけに、その希少性が窺い知れます。この十三重塔は、談山神社のご祭神である藤原鎌足公の長男が、父の追福のために 建立したものと伝えられています。
談山神社十三重塔と、鎌足公神像。
談山神社のご利益
室町時代の十三重塔
十三重塔の桧皮葺の屋根は一番下が大きく、二層以上の各層の間隔が極端に狭くなった美しいフォルムをしています。
神廟拝所から一段高い所に建立されているため、仰ぎ見るアングルは実に優美です。室町時代の作と伝えられる十三重塔の建築様式は、現存する建物としては唯一無二のものとされます。
勝運祈願、恋愛成就祈願の神社
神廟拝所に安置されている鎌足公神像と勝軍地蔵は、勝運祈願にご利益があるとされます。
縁結び祈願で訪れる人も多く、境内の東殿には「恋神社鏡女王」の縁結びのぼりや、撫でて恋愛成就を願う「結びの岩座(いわくら)」があります。
神廟拝所で特別公開される談峯龍神像(だんぽうりゅうじんぞう)は、水信仰や龍神信仰のシンボルとされます。仏像の黒い肌と彫りの深い 顔立ちは、インドの八大竜王を模して作られたからだと考えられています。
談山神社は大和七福八宝の霊場のひとつでもあり、福禄寿神を祀っています。
福は幸福、禄は金運、寿は長寿を意味します。
春と秋に催される蹴鞠祭で有名な談山神社ですが、けまりの庭から神廟拝所と十三重塔が展開する光景は圧巻です。 朱色の映える談山神社の魅力が伝わって参ります。
奈良県桜井市多武峰にある談山神社へのアクセスは、近鉄大阪線桜井駅から奈良交通バスで約25分です。 当館大正楼からもお車で30分かからないぐらいでご到着頂けます。
入山拝観料は大人500円、小学生250円。
入山時間は8時30分~16時30分(最終受付)となっています。
FAQ 奈良の旅館大正楼 談山神社と同じ奈良県桜井市にある料理旅館です。