奈良の宿大正楼

正暦寺

人形供養で知られる紅葉の名所

HOME >山の辺の道 >正暦寺

奈良の正暦寺の観光案内です。

正暦寺は「しょうりゃくじ」と読みます。日本最古の清酒製造でも知られる由緒あるお寺。
奈良でも屈指の紅葉の名所とされ、正暦寺の辺り一帯は「錦の里」とも呼ばれています。

正暦寺の紅葉 正暦寺本尊の金剛薬師如来倚像

正暦寺の本堂と紅葉、正暦寺のご本尊「金剛薬師如来倚像」。

薬師如来倚像は奈良時代の作。明るい雰囲気の端正な表情を持つ仏像で、椅子に座った姿が印象的です。 鳥羽天皇の病気平癒のため、この仏像を宮中に移し祈願したと伝えられます。

正暦寺の石仏 正暦寺の奥に佇むお堂

正暦寺の石仏と、正暦寺奥に佇むお堂。

一年を通して受付中の人形供養でも知られるお寺です。供養料は一口5,000円で、1辺50cm程度の段ボール箱、 もしくは1袋45リットル程度までの量を一口とします。人形を入れたガラスケースは取り外して奉納して下さい。宅配便や郵便での受付も行われている ようですので、遠方の方でもご利用頂けます。

正暦寺で行われる各種講習会も充実しています。実在した宗教都市「菩提山」の宗教生命を皆で確かめ合う良い機会になるのではないでしょうか。

  • 『密教禅の会』 毎月第3日曜日(1月と11月はお休み) 午後2時~5時 坐法・呼吸法の基本的なからだ作りをしてから、約30分間の座禅体験。
  • 『瑠璃光浄土でお経を読む会』 毎月8日(1月、3月、11月はお休み) 午前10時~午後1時 ひとつひとつ地道に経典を読み解きながら、自分の生き方の指針を探ります。
  • 『のびのび写経の会』 毎月8日(1月、3月、11月はお休み) 午後1時~5時 般若心経・観音経等の経典の写経をしながら、落ち着いて自分と向き合う大切さを学びます。

正暦寺の拝観案内

正暦寺へのアクセス方法

正暦寺へのアクセスには車が便利です。
国道169号線から東の方角、狭い山道を登って行くと到着します。近鉄奈良駅から奈良交通バスを利用すれば約25分、 柳茶屋下車で徒歩約30分ほどでアクセスできます。マイカーをお持ちの方はお車での移動をおすすめ致します。

正暦寺の紅葉の見頃は11月中旬から下旬にかけて。華やかな錦秋をお楽しみ頂けます。

正暦寺の正式名称は、菩提山龍華樹院(ぼだいせんりゅうげじゅいん)といい、菩提山真言宗の大本山です。 正暦3年(992)、一条天皇の勅願により、関白・九条兼家の子の兼俊が創建。

清酒発祥の地として知られる正暦寺

正暦寺の横を流れる渓流の水を使って、「菩提泉酒」という上質のお酒が造られていた歴史があります。 今も、境内には清冽な水が流れており、山の辺の道を散策する人たちの乾いた喉を潤しています。

正暦寺の拝観料は500円となっています。