奈良の宿泊施設大正楼

帯解寺

安産祈願にご利益のある地蔵菩薩

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安産祈願で有名な帯解寺の観光案内です。

奈良市郊外ののどかな田園地帯の一角に佇む帯解寺。本尊の地蔵菩薩像は、別名「帯解地蔵」または「腹帯地蔵」と呼ばれ、 昔から安産祈願にご利益があるとされてきました。 地蔵菩薩像は重文に指定されており、鎌倉時代の作品。高さは約1.8m、右手に錫杖(しゃくじょう)左手に宝珠を持っています。

帯解寺の絵馬 帯解寺本堂

帯解寺の求子安産絵馬と、地蔵菩薩像を安置する本堂。

帯解寺へのアクセスは、JR桜井線帯解駅より徒歩5分となっています。
お車をご利用の際は、国道169号線を奈良方面へ向かって少し西側になります。無料駐車場が約30台分用意されているので、マイカーでの移動にも便利ですね。

帯解寺 帯解寺 帯解地蔵

帯解寺の歴史

子宝祈願をした文徳天皇の皇后

帯解寺の歴史を紐解いていくと、なかなか子宝に恵まれなかった文徳天皇の皇后・染殿(そめどの)に行き着きます。
染殿はある日、春日明神のお告げにより、帯解寺の地蔵菩薩に求子祈願しました。願いが叶い、無事に惟人親王(のちの清和天皇)を出産することになります。 染殿の出産を喜んだ文徳天皇は地蔵堂を建立し、寺の名前を「易く帯が解けた」意味の「帯解寺」に改めました。

皇族からの信仰も厚く、美智子皇后や秋篠宮妃殿下も安産祈願に訪れていらっしゃいます。

戌の日に腹帯を巻く習慣

犬は多産で知られます。その上、お産が極めて軽いことから安産の守護神として崇められてきました。古来より、妊娠後5ヶ月目の戌の日から 腹帯を巻く習慣が伝わっており、帯解寺でもその慣習に倣っています。
帯解寺では昔ながらのさらしの他、コルセットタイプなどの現代風の腹帯も準備されています。

帯解寺の拝観案内

<住所>奈良県奈良市今市町734

<拝観料>400円

<拝観時間>9時~16時