奈良の旅館大正楼

大安寺

南都七大寺の大安寺

奈良の大安寺の観光案内情報。
大安寺はがん封じのお寺として知られ、南都七大寺のひとつに数えられます。

南都七大寺とは、東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、薬師寺、西大寺、法隆寺の7寺のことをいいます。 かつては西の薬師寺、東の大安寺といわれるほどの栄華を誇りました。

大安寺はJR奈良駅から南へ2kmほどの場所に佇んでいます。国道169号線からはやや西寄りになり、ひっそりとした田園地帯の中にあります。

大安寺本堂 大安寺 南都七大寺

大安寺本堂と南都七大寺の石標。

大安寺仏像と伽藍配置

仏像拝観なら楊柳観音立像がおすすめ

大安寺を代表する仏像に、楊柳観音立像があります。楊柳(ようりゅう)観音は檜の一木造りで、造られた当時を偲ばせる彩色がわずかに残ります。 怒りの表情でありながら、体の線は柔和で静かな趣を感じさせます。

大安寺式伽藍配置で知られる官寺

大安寺はかつて寺格の高いお寺として栄え、東大寺や西大寺に対して南大寺と呼ばれていた歴史があります。国家鎮護の大きな役割を担う官寺として名を馳せました。 大安寺式伽藍配置の確立などは、その寺運の高まりの証しでもあります。

春の桜、晩春のつつじ、冬の山茶花の季節には、多くの観光客で賑わいを見せています。

6月23日に催される竹供養(癌封じ夏祭り)は大安寺を象徴する行事として知られ、毎年数多くの参拝客で賑わいます。 癌封じの祈祷が行われた後、笹娘による大安寺名物の笹酒が振る舞われる習わしです。

南都七大寺のひとつ元興寺 世界遺産の元興寺!