涼感を演出する養老寄せ
ウニ海老長芋の養老寄せをご案内致します。
ウニのとろけるような口当たりに、プリプリした食感の海老とシャリシャリした舌ざわりの長芋が合体します。 養老の瀧を思わせる三輪素麺が涼感を演出します。
ウニ海老長芋の養老寄せと、三輪山と桜の風景。
ウニの可食部分は生殖巣といいます。一つの殻に5つの生殖腺が入っています。
薄く黄色みがかった精巣を「白」、赤みが強い卵巣を「赤」と呼びます。赤の方が旨みが強く、日持ちも良いと言われます。
三輪そうめんを使った養老寄せ料理
簡単な養老寄せのレシピをご案内
ウニ海老長芋の養老寄せの作り方をご案内致します。
カップ型の底から生うに、湯通しした海老、三輪そうめん、拍子木に切った長芋の順に入れます。このとき、枝豆の緑なんかがあったらカップの一番底に 入れておくといいでしょう。
昆布とカツオの出汁をとって、みりんと醤油で味付けをします。適量の板ゼラチンを溶かし込み、粗熱がとれたところで先ほどのカップ型に流し込みます。 冷蔵庫で一晩も置けば、美味しい養老寄せの出来上がりです。
このお料理のレシピから、三輪そうめんのゼリー寄せと言ってもいいですね。
厄をすました三輪そうめんのゼリー寄せ
使用している素麺は地元特産の三輪素麺です。
小麦粉に塩水を加えてこね、油を塗ってよりをかけながら細長く伸ばしていきます。手で伸ばし、天日で乾燥させた三輪そうめん。 冬の乾燥した天日で乾燥させた後、倉庫で梅雨を越してから出荷されます。
すぐに出荷されないところがミソです。
厄をすました(梅雨を越した)素麺は油臭さが抜け、グルテンの性質が変化して独特のコシが生まれます。三輪に伝わる伝統的な手延べそうめんの製法は、 日本全国に多くのファンを抱えるほどの人気を誇ります。
写真の養老寄せ料理は、濃いピンク色をした梅そうめんを使っています。卵素麺や茶素麺などもあり、種類は豊富に揃っています。
古代米サラダ 栄養豊富な黒米、赤米、緑米を使った古代米料理。