栄養豊富な古代米料理を賞味
古代米を使った古代米サラダをご案内致します。
2,400年前に中国から日本に伝わってきた古代米。
黒米、赤米、緑米などの種類があり、その栄養価の高さから健康食材としても注目されています。白米と一緒に炊くことで紫色のご飯が楽しめる黒米、 邪馬台国の女王・卑弥呼も食していたと伝えられる赤米、モチッとした食感が人気の緑米。
大和路の中心地、奈良県桜井市三輪から古代米料理をナビゲート致します。
古代米サラダ(会席料理の中の一品, 料理旅館大正楼)と飛鳥寺。
古代の世界へ誘う古代米料理
米糠の香りを感じる古代米料理
古代米料理の特徴は、玄米のぬかの香りが残っていることではないでしょうか。どこか野趣に富んだ深い味わいが、現代人を古代ロマンの世界へと誘います。
古代米サラダには枝豆やトウモロコシも入っています。
米酢と玄米パワーに満ちた米油を使い、あっさりとした、それでいて栄養豊富なサラダ料理に仕立てています。使用している米油は、 米ぬかと米胚芽を絞って作られた食用油だけに、その栄養価は他の油の追随を許しません。
鶏頭の花と天香具山(大和三山)、奈良漬仕立の香味鶏。
黒米、赤米、緑米の特徴を知る
黒米はおはぎの起源でもあり、古くからお祝い用の米として珍重されてきた歴史があります。
不老長寿のお米として、中国の歴代皇帝に献上されてきたとも伝えられます。滋養強壮にも優れることから、薬膳料理にも用いられ「薬米」との別名を持ち合わせます。 黒米のぬか部分には、天然色素のアントシアニンが含まれていることでも知られます。
赤米は赤飯の起源と考えられています。
白米と一緒に炊けば、ほんのり桜色に染まります。栄養成分も豊富で、白米に比べ、タンパク質や各種ビタミン・ミネラルが多く含まれています。
緑米は白米と一緒に炊くと、淡いベージュ色に染まります。
緑米の稲穂は黒色をしていますが、玄米は緑色なんです。緑米の色素である葉緑素の他にも、亜鉛、マグネシウム、繊維などの栄養成分が豊富に含まれています。