三角縁神獣鏡が出土した黒塚古墳
黒塚古墳といえば、考古学ファンの方なら誰しも女王卑弥呼を思い浮かべます。
出土品の中に卑弥呼に贈られたのではないかとされる三角縁神獣鏡という鏡の存在があったからです。 黒塚古墳と卑弥呼の謎に迫ります。
黒塚古墳は全長130mの前方後円墳で、築造は3世紀後半から4世紀前半と云われています。 竪穴式石室内の埋葬品として、重文指定の三角縁神獣鏡が33枚、 画文帯神獣鏡が1枚、それに刀剣などが出土しました。その当時は、多くの古代史研究家が全国から集まり、卑弥呼ブームが巻き起こりました。
史跡黒塚古墳と、黒塚古墳展示館の竪穴式石室レプリカ。
魏志倭人伝の謎
入館無料の黒塚古墳展示館
魏志倭人伝の中に、「邪馬台国の女王卑弥呼に三角縁神獣鏡が贈られた」と記されているのです。正にその鏡ではないか!?と騒がれたわけですね。
黒塚古墳に隣接する黒塚古墳展示館には、石室の復元模型が安置されており、観光客が入館無料で楽しめるようになっています。
黒塚古墳へのアクセス方法
黒塚古墳はJR桜井線柳本駅から徒歩5分です。近くには花の寺としても名を馳せる長岳寺があります。
お車で黒塚古墳へアクセスする場合は、当館大正楼から約8分の所要時間となっています。 国道169号線を三輪から天理方面に向かって北進すると、程なく右手に崇神天皇陵が見えて参ります。さらにしばらく進むと、左手にコンビニが見えてきます。 そのコンビニの裏手に黒塚古墳の駐車場があります。駐車場から徒歩数分の距離に、卑弥呼のロマンに彩られる黒塚古墳が佇みます。
石上神宮 山の辺の道のパワースポットをご案内致します。